文学の一大イベントと言えば毎年、上半期と下半期に行なわれている芥川賞・直木賞の受賞式ですよね!
2015年の上半期の芥川賞・直木賞は今年で第153回目になります。
そして2015年上半期の受賞作品が注目されていることはご存知でしょうか?
あのお笑い芸人「ピースの又吉直樹さん」の作品『火花』がノミネートされ、また最近テレビでは「芥川賞候補」とまで言われる程になっているのです!
もちろん芥川賞・直木賞でお笑い芸人の作品がノミネートされるのは前代未聞ですし、世間から「芥川賞候補」まで言われるなんてこれまでにないことです。
今回は7月16日に東京・築地「新喜楽」で行われる第153回芥川賞・直木賞の受賞式に先立ち、お笑い界の文豪『ピース又吉直樹さん』が芥川賞を受賞する可能性や予想を考えてみようと思います
今回のノミネート作品を見てみよう!
まずは今回の第153回の芥川賞・直木賞のノミネート作品を見てみましょう!
「第153回芥川龍之介賞」
内村薫風『MとΣ』(新潮3月号)
島本理生『夏の裁断』(文学界6月号)
高橋弘希『朝顔の日』(新潮6月号)
滝口悠生『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』(新潮5月号)
羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』(文学界3月号)
又吉直樹『火花』(文学界2月号)
内村薫風『MとΣ』(新潮3月号)
島本理生『夏の裁断』(文学界6月号)
高橋弘希『朝顔の日』(新潮6月号)
滝口悠生『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』(新潮5月号)
羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』(文学界3月号)
又吉直樹『火花』(文学界2月号)
「第153回直木三十五賞」
門井慶喜『東京帝大叡古教授』(小学館)
澤田瞳子『若冲』(文藝春秋)
西川美和『永い言い訳』(文藝春秋)
馳星周『アンタッチャブル』(毎日新聞出版)
東山彰良『流』(講談社)
柚木麻子『ナイルパーチの女子会』(文藝春秋)
芥川賞には又吉さんの「火花」を含む6作品が芥川賞候補としてノミネートされていますね!
その中でも注目されているのが以下の作品になります。
・島本理生『夏の裁断』
島本さんの作品が受賞したのは「第44回群像新人文学賞」優秀作になった「シルエット」
その後も多数の作品が芥川賞候補に選ばれ、今回で4度目のノミネートになります。
「Red」「ナラタージュ」などは島本さんの作品の中でも読書に人気が高いものになっていますので、今回ノミネートされたことで過去の作品もよく読まれるようになっているようですね!
・高橋弘希『朝顔の日』
高橋弘希さんと言えば、『指の骨』で「第46回新潮新人賞」を受賞した人気作家ですよね!
また驚くべき事が高橋さんはミュージシャンとしてバンド活動しているようで「音楽&文学」から生まれる作品はオリジナリティがありますね!
・西川美和『永い言い訳』
西川美和さんの代表作品はデビュー作で、自作映画の原案小説『ゆれる』ですね。
2002年には『蛇イチゴ』でオリジナル脚本・監督デビューを果たし、その翌年はNHKハイビジョンスペシャルでドキュメンタリーと架空のドラマを交差させた異色のテレビ作品『いま裸にしたい男達/宮迫が笑わなくなった日』を発表し、知名度が上がりました。
・馳星周『アンタッチャブル』
馳星周は今回の候補者の中で、これまでにノミネートされた回数が一番多いですね!
そういう点では他の候補者よりも有利なのかな?と思われますが、芥川賞・直木賞は実力あってこそですが、経歴・これまでの候補数などは関係ないですから、いきなりの超新星が表れてもおかしくありませんよね。
芥川賞の受賞者予想を考えよう
世間の予想をランキングにしてみました!
・第153回芥川賞を受賞するのは誰?
1⇒又吉直樹(42.5%)
2⇒高橋弘希(15%)
3⇒島本理生(12.5%)
4⇒羽田圭介(12.5%)
5⇒滝口悠生(10%)
6⇒内村薫風(7.5%)
というような結果となっています。
やはり又吉さんは注目度も高い一方で今回の芥川賞でも期待がされていますね。
もし又吉さんが受賞したらお笑い芸人初の芥川賞受賞者ですし、文学界に新しい風が吹きそうですね!
また又吉さんの芥川賞候補が発表されたのち、綾部さんはコメントで「コンビ間の差がどんどん開いて行く(笑)」
とも言っていたので、本当に受賞してしまったら笑い事では住まなくなりそうですね(笑)
今回は第153回の芥川賞に向けて候補者の受賞予想について考えてみました。
又吉さんが芥川賞受賞することに期待しましょう!!